美とは

「あなたは小学5年生より賢いの?」に君島十和子さん親子が出演していた。本屋さんで彼女の本が平積みされているのを最近見かけていたから、話題の人なんだろうな。あの本の表紙の写真はどう見ても20代で、すごいな、美しいな、と思った。だけどテレビで見た彼女は「美容を頑張って若く見せてる若くない人」に見えた。

 

私は年齢を重ねることに全くネガティブなイメージを持たない。だってその人の持つ魅力や価値は年齢とは無関係だから。若い時も歳を取ってからもその時その時の魅力があるから。

 

そりゃあシミやらシワやらたるみやらから一生無縁でいられたらどんなにいいかと思う。でも「シミ?シワ?あるから何だって言うんですか?そんなものに関係なく私って最高なんですよ」って何歳になってもそう言えるような女性ってめちゃくちゃ格好良くない?

 

私にとって、理想的な大先輩女性は草笛光子様と中尾ミエ様だ。お二人は内側からパワーが溢れている。決して「若作りを第一目標として頑張っている人」じゃない。勝手なイメージだがおそらく「自分はこうしたい、こうありたい」という気持ちに忠実に生き、努力しつづけているからネガティブな意味での「老い」が現れてくる隙がないのだろう。

 

お二人は20代にしか見えない、すごい!という外見では無いけれど、圧倒的に美しいしパワフルだ。やはり強烈に惹きつけられる魅力とは、その人の内側から溢れ出してくるものなんだなあ、とつくづく思う。