初めて朝ドラをちゃんと観ている

「虎に翼」4話目あたりをたまたま観て、これは全部観なければと慌てて再放送を録画した。

 

自分が言葉にしたくてもうまくできなかったこと、無かったことにとして自分の心に蓋をして来たこと、自分も選べたはずなのに選ばなかった選択肢についてなど、毎日わずか15分の中に見事に描いてくれている。胸のすく思いだ。

 

一人一人の女が「私はこう思う、私はこうしたい」という意志を持っている。決して「女はこうなんだ、分かってくれ」じゃない。そこがいい。

 

自分でも悪趣味だと思うが興味本位で感想コメントを検索してみた。案の定「フェミニズム臭が強くて観たくない」や「男を悪様に描いている」なんてコメントが散見された。

 

まあ観たくないなら観なければいいのだが、女を面と向かって侮辱するああいった男たちはいやと言うほどいるぞ?殊更悪者に仕立て上げているのではなく、現実に至る所に存在しているんだ。

たとえ身近にはいなくても老いぼれ政治家の諸々の失言がまさにそうじゃないか。そこら辺はわざと無視しているのかな?

 

もしも本気で男女平等などあり得ないと考えているなら、根拠を挙げてそれを堂々と主張すればいい。物陰に隠れたまま「フェミニズム臭が強い」程度のケチしかつけられないなら、一生そこでそうしていればいいよ。

 

ついでに女帝と呼ばれる某知事のことだけど、もし数十年前からテレビや新聞など報道に関わる人たちの半分(以上)が女だったとしたら、彼女はここまで登り詰めることができたかな?

 

嘘に騙されるのもより強い権力を持つ者にねじ伏せられるのも、「男社会で勝ち上がった男達」がポンコツだからじゃないの。一度、何もかもぶっ壊れればいいよ。